「週に一度は更新します」と書いた人がこれです
6月の記事の最後に、私はこう書いていました。
「最低でも週に一度は更新しながら、雅楽のこと、雅楽から学んだことを書き続けていこうと思います。」
書いた本人が言うのもなんですが、なかなか立派なことを言っています。
その後の更新は、6月24日のチューナーアプリの記事が最後になりました。
今日は8月13日です。
見事に2ヶ月空きました。
(言うだけなら簡単なんだな、と自分で思いました)
というわけで、今回は言い訳から始めます。
篳篥に触らない1ヶ月半でした
6月の末に法事がありました。
そのあたりから、急に暑くなりました。
平日は仕事に行っているのですが、ちょうどシフトも変わりました。
その3つが重なって、体がついてこなくなりました。
うちには冷房の効いた練習部屋がありません。
作業のできる部屋もありません。
落ち着いたかなと思えば、また暑くなる。
その繰り返しでした。
篳篥は、吹くまでに支度が要ります。
盧舌を湿らせて、音が出る状態にして、それから吹く。
その「さあ吹こう」という気持ちに、なかなかなれませんでした。
龍笛は違います。
さっと出して、さっと吹ける。
だから30分、1時間と練習できた日もありました。
でも篳篥は、ほとんど触っていません。
50代に入ってからの体調管理の難しさを、はっきり感じた1ヶ月半でした。
来年に向けて、エアコンを増やそうと思っています。
(今年の夏には、もう間に合いません)
空振りが、バットに当たり始めた
止まっていなかったものもあります。
お稽古です。
週に1回くらいのペースで、続けていました。
その中に、中学生の男の子がいます。
この2ヶ月で、彼の音が変わってきました。
私が伝えたい音の出し方が、いい感じで出ている瞬間が増えてきたのです。
「そうそう、その吹き方」
そう声をかけます。
ただ、まだ本人の中では整理しきれていないのだと思います。
いい音が出たな、と思った次の瞬間に、音がしぼむ。
吹き方が元に戻る。
またやり直す。
それを何度も何度も繰り返しています。
それでも、確実に変わってきています。
野球でいうなら、空振りばかりだったのが、バットに球が当たり出した、という感じでしょうか。
まだヒットにはなりません。
でも、当たる回数が増えてきました。
私が篳篥に触れない日々を送っているあいだに、彼のほうは進んでいたわけです。
(先生としてどうなんだ、という話ではありますが)
自分が書いた言葉に、助けられました
久しぶりに篳篥を吹いた日のことです。
正直、まともに吹けないだろうと思っていました。
ところが吹きながら思い出していたのは、ここに書いてきた記事のことでした。
力を抜いたほうが、音は出る。
軽く吹く中に、力強さを込める。
自分で書いたことを、自分でなぞりながら吹いていました。
5分、10分と吹いているうちに、だいたいイメージ通りの音が出るようになりました。
そのとき気がつきました。
書くことは、私にとって稽古のひとつだったのだと思います。
書かなかった2ヶ月は、稽古をひとつ手放していた期間でもありました。
止まっている間に、購読が増えていました
もうひとつ、書いておきたいことがあります。
更新が止まっているあいだも、記事に反応をいただいていました。
それどころか、購読してくださる方が少しずつ増えていました。
何も出していないのに、です。
ありがたいな、申し訳ないな。
その両方でした。
Substackのことは、ほぼ毎日気にはかけていました。
ただ、体が動かない。
意識も動かない。
そういう状態でした。
書かない理由を探すのは、驚くほど簡単です。
それでも、また書きます
今度は「週に一度」とは言わないでおきます。
(前回それで転びましたので)
無理なく続くペースを探しながら、また書いていきます。
これからやってみたいことが、いくつかあります。
まず、1曲まるまる吹いてみること。
長い曲を、通しで吹いてみること。
管絃だけでなく、舞楽も吹いてみること。
どれもまとまった時間が要ります。
秋になれば、少しはやりやすくなるはずです。
もうひとつあります。
この記事を読んでくださっている方の多くは、私の住んでいる県の外にいらっしゃいます。
その方たちに、どうやったら篳篥の音を聴いてもらえるのか。
どうやったら、実際に触ってもらえるのか。
そこをちゃんと考えたいと思っています。
小さな場でもいいので、生で聴いていただける機会も作りたいです。
みなさんにも、
続けようと決めたのに、途中で止まってしまったものはありますか。
そして、それをどうやって再開しましたか。
よかったら返信で教えてください。
お稽古のことを、少しだけ
篳篥を習ってみたい、という方へ。
いまは近くにお住まいの方に、個人でお稽古をしています。
遠方の方に向けたオンラインの個人稽古も、いま準備しているところです。
この秋からは、月に一度の合奏会を始めます。兵庫県周辺の方は、見学だけでもお越しいただけます。
大阪でも集まる日を、来年度からつくる予定です。
ご興味がありましたら、この記事に返信で教えてください。
準備ができましたら、先にご案内します。



